2007-10-07

_ [音楽] ETV特集 生きづらい時代の大人たちへ 〜シンガー・馬場俊英のメッセージ〜

この番組は、今まで一度も見たことがなかったのですが、 馬場俊英が出るということで観ました。

そもそもこの番組の趣旨自体が、「考えるヒントを提供する心の図書館」と言っているだけあって、番組の構成自体も馬場俊英本人をクローズアップするのではなく、彼の歌詞や歌に励まされていろいろな困難を乗り越えている30代〜40代の人のお話など、この年代特有の問題などを取り上げていました。

特に印象に残ったのは、精神科医の方が彼の歌詞を解説していた部分で、彼の歌詞は「メッセージ性が希薄」であるという部分です。

最初は失礼だなあと思ったのですが、よくよく話を聞いていると、よくある音楽の歌詞は、「こうするべきだ」とか「こうあるべきだ」とかを押し付けるタイプの歌詞が多い中、馬場俊英の歌詞はまさにこの番組での趣旨でもある「考えるヒントを提供する」ような歌詞で、思わずふと立ち止まってしまうようであるというようなことを言っていました。

彼のヒット曲の「スタートライン」には、まさにそんな歌詞がいっぱい込められています。何かの壁にぶつかったときなどに是非みなさんに読んでもらいたいし、聴いてもらいたい曲です。

mixiのコミュニティでは、精神科医や体験談なんかよりもっと馬場俊英を取り上げてほしかったとかっていう意見が多くてとても残念に思います。 それらは音楽番組や生活情報番組とかが取り上げればいい話であって、この番組はこの番組の視点で、馬場俊英自身が取り上げられていて、彼がとても輝いている姿、そして彼のそんな姿に励まされがんばっているたくさんの人々の姿がとてもよく伝わってきたそんな番組だったように思います。

スタートライン 4 SONGS

[]